予防歯科Preventive Dentistry

「虫歯になる前に充分なケアをして、悪い歯を作らない」ことを目的とするのが
予防歯科です。毎日何回も歯磨きをしているのに虫歯になってしまう・・・
という方がいらっしゃいますが、うまく磨けていないと歯はきれいにはなりません。

「磨いている」と「磨けている」は大きく違います。

逆に、きちんと磨くことが出来ていれば、一日一回でも効果が出てきます。
清潔な口内環境を保ち、お口の健康を守りましょう。

歯磨きのポイント

歯垢がつきやすく、磨きにくい奥歯を意識して、丁寧にじっくりと時間をかけて磨くことが予防に繋がります。
また、歯と歯茎の境目はくぼみになっており、非常に汚れがたまりやすい箇所ですので、
歯磨きの重要なポイントとなります。 歯ブラシでは十分に磨けない部分は、
歯間ブラシやデンタルフロス、部分磨き用歯ブラシなどの補助器具を使用したブラッシングをお勧めしております。

衛生士による歯磨き指導もおこなっておりますので、磨き方がよくわからないという方は、当院までお気軽にご相談ください。

定期健診について

ご自宅での日々の歯磨きはもちろんのこと、年に4回程の定期健診とクリーニングをお勧めしています。
普段自分では気付かないお口の中の健診を行う事で、虫歯や歯周病等の早期発見につながります。
定期健診では以下の項目を診察・確認いたします。

歯科は予防の時代です

この十数年、高齢化に伴う国の財政問題や、保険医療の自由化を進める方針から、
保険診療の医療費はどんどん削減の一途を辿っています。
医療行政の政策方針が変わらない限り、この先も医療費の自己負担率は
上がることはあっても下がることはないと考えてよいと思います。

また、保険診療での診療はどうしても治療に限界があります。
一例をあげると(個々の歯科医の技量での成功率の違いはありますが)
統計データによれば『歯の神経の処置』(歯内療法=Endodontic treatment)を
平均的な保険治療での範囲内で行うと、治療の成功率は60%強だと
言われています。

これを言い換えれば、40%は再発し、再治療になるということです。
しかも再治療になった場合の成功率はさらに低下し、何度治療しても治らず、
多くは抜歯になってしまいます。そうなれば結果として保険診療でも累積した
医療費や通院時間による負担は大きくなります。

つまり「悪くなってから治す」のは、健康面のみならず、時間と費用も著しく
負担が大きくなるのです。「悪くなる前に定期的なメンテナンスに通う」ことこそ、
長いスパンで見れば最善の道と言えるでしょう。

毎日のしっかりとした歯磨きに加え、定期的な健診とクリーニングを行うことにより、
自分の歯を健康で長く美しく保つことができます。
ぜひ予防歯科をご利用ください。

歯周病とは

歯周病とは歯周病菌と呼ばれる細菌が歯を支えている骨(歯槽骨)を溶かしてしまう病気です。
一度でも細菌感染で骨が溶けてしまうと、骨が自然に再生することはありません。

また、歯磨きだけで治すことはできません。
きちんと治療をしないと進行が止まらず、最後には歯が抜けてしまいます。

歯周病の特徴
歯周病は歯を失う最大の原因です。

歯を失う原因

・歯を失う最大の原因は歯周病です。歯を失った人の42%が歯周病由来です。

・定期的な歯周病予防をしていない人は、60歳時点で平均13本の歯を失っています。

もし定期的なメンテナンスを行った場合は、 失う歯は平均4本以下となります。

メンテナンスをするだけで9本もの歯を残せるのです。

歯周病の恐ろしさ

歯周病が悪化すると歯周病菌が歯肉中に侵入し、
細菌や、細菌が作り出した有害物質が血液中に流れ込みます。
これらの細菌や細菌由来の物質が血管を通って全身に運ばれ、
さまざまな病気を引き起こします。

歯周病と関連する-と考えられる病気

歯周病はお口の中以外にも様々な病気を引き起こします。

  • ・心臓疾患(狭心症、心筋梗塞、心不全、感染性心血管疾患など)のリスクが高まります
  • ・糖尿病が悪化しやすくなり、糖尿病の悪化は歯周病を更に悪化させます
  • ・重度の歯周病では妊娠中の早産のリスクが8倍高まります
  • ・誤嚥性肺炎(唾液などが気管に入ることで起きる肺炎)のリスクが高まります
最近の研究ではがんやEDなどの発症とも相関関係が発見されており、侮ることはできない病気なのです。
当院院長・理事長はインビザライン矯正の認定医として登録されています。
詳細はこちらでご覧いただけます。
お問い
合わせ
WEB予約
TEL